もちろん各SIerもソリューションを提供しているのでこの市場はプレーヤーも多い。改めて再発明してみよう。
基本はテキスト入力
元は手書き入力だったのだから、PCでテキスト入力をするだけでも、電子カルテと言えないこともない。バックアップもとれるし、検索もできる。まずはこれが基本。
入力支援
入力支援にはこんなパターンがある
- ひな形テキストがあって、それを削除するパターン
- でっかいテキストエリアにひな形のテキストがあってそれを削除したり、追記したりするパターン
- メリット:導入コストも低いし、変更も用意
- デメリット:タイピングが多い。ミスが入り込む要素が多い
- マウスだけで文字入力が支援できる
- マウスで症状を選んでいくと「聞くべきこと」と「その結果の選択肢」がつらつら出てきてそれを選択するだけでカルテが出来上がる。
- メリット:キー操作が少ない
- デメリット:ヒアリング項目や選択肢は医師ごとにちがうのでカスタマイズコストが増える。
エラーチェック
私は直接みたことがないが、最終的な処方箋を作る際に、「あり得ない量」の指示をうっかりしてしまわないようなチェックは可能。(その実装は外からはわからない)
ここから再発明を発散
- マウスだけで文字入力ができるというのは理想
- 医療の現場で「触る場所が少ない」というのは大事
- キー操作はあってもいいが最小限
- 今後はタッチパネルも考えていいかもしんない
- Webをどうとらえるか?
- 今後もWindows上のネイティブアプリでやるの?
- ブラウザでやらないの?
- 「みんなが」使うものではないからブラウザでなくてもかまわないよね
- だけど、バージョンアップやらクラウドやらのことを考えると、ブラウザってのもあるかもね。
- でもそうなると「文字入力」に関して手足出しにくくなるね。電子カルテってIMEみたいなもんだから
- いやいや、JSゴリゴリでIMEっぽいUIを作れるよきっと。たぶん。
- 逆にそういうIMEをつくればALLオッケーじゃないの?
- 最近のIMEって、入力補完半端ないじゃん
- 症状はいつから?って入力したら、「一日前|二日前|一週間前」って候補がつらつらでてきたらそれでいいんじゃない?
- 入力補完というと、Eclipseのプラグインでもいいんじゃない?
- 「構造を正しく」選択肢を入れるということなら、Eclipseでできちゃう?
- 本当にプレーンテキストである必要ってあるんだっけ?
- GoogleFormのアンケートみたいなので、選択肢を選びながら入力できるよね
- この選択肢を選んだらこの選択肢みたいなのもできるし
ここから再発明を収束
- テキストエリアに入力支援を出すくらいは、JS使って出来る
- マウスのダブルクリックで、今のカーソル行で入力しようとしてるものを検知し
- 選択肢を出す
- 選択肢を選んで確定したら、さらに次の選択肢を出す
- 選択肢を選ぶと、テキストエリアに文字を入力
- 「今のテキストエリア」と「今のカーソル位置」から「文脈を読み取る」JSの機能が必要
- 設問と回答をパースしまくるだけなのでがんばったらできる
- ドロップダウンリストで動的にフォームを作るのはむしろHTMLが得意
- したがって、電子カルテのWeb化は可能
- Web化にここまでこだわるのは、ハードウェアとソフトウェアの保守性を高めるため
- PCが壊れても別のPCで継続したいし、マスタ保守とかはリモートでやりたいだろうし
- クラウドにすることにより、開業医師同士のデータの共有も容易になるというメリットもある
- セキュリティに関して
- 固定IP制限+ワンタイムパスワード+二重ログインの禁止+SSL
- 電子カルテの入力支援ツールは、そのまま「問診票」になる。
- プレーンテキストであっても、見出し記号付きテキストを連想配列にするで書いたように、人間とコンピュータが共有出来る形式は存在する
- 保険というシステムは国毎にきっかり別れているので、無理に英語と日本語の二重持ちにしない
- 病名IDみたいなのも作らない。全部日本語。あとで集計する時に表記ぶれをまとめりゃいい
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