2014年2月14日金曜日

新バージョンのGoogleSpreadSheetについて

エクセルの代わりになりそうでならないGoogleSpreadSheet。
地味にバージョンアップしたのでご紹介。コンシューマー版にちょっと遅れて、GoogleAppsもバージョンアップするはず。



ここがよくなった


  • フィルタの結果が自分だけに反映されるようになった
    • なんと今まではフィルタが他のユーザにも反映されていた
    • 「自分の担当タスクだけフィルタリング」みたいなことができなかった
    • 逆に今まで酷かったよねぇ
  • 文字が隣のセルにはみ出て表示できるようになった
    • やっとエクセルと同じ動きになった
    • セル結合せずとも方眼紙上のエクセルに文字がおける
  • 繰り返しが可能になった
    • 今までも「やりなおし」はあったのだが、あくまでUNDOの取り消しだった
    • これが、「さっきの操作の繰り返し」になった。
    • これもエクセルと同じ動き
  • 書式が増えた
    • エクセルの書式設定みたいに、カスタム書式が設定できるようになった
    • 常識的に使う書式が増えた
  • ドラッグでシートが移動できるようになった
  • キーボードだけでシートが移動できるようになった
    • これもエクセルと同じキーアサイン
  • メニューにアクセスキーがついた
    • エクセルはマウスを使わずにどこまで操作できるかが大事
    • ただ第2階層より先は付いてなかったりと中途はんぱ
  • 関数も増えた
    • SUMIFSとかがやっとついた。「計上が1Qで営業担当が山本さんの売上集計」みたいに複数の条件で集計ができる。今までできなかったのが酷いよね。
    • match関数の検索でワイルドカード(アスタリスク)が使える用になった
      • エクセルと同じ仕様になった。範囲から検索して位置を返してくれるだけなのだが、「指定の範囲で空白でない最初のセル」「指定の範囲で空白でない最後のセル」がこれでやっととれる。
ということで全般的に、エクセルの主要機能のうち、当たり前に使われていた部分がやっと備わったという感じ。エクセル使ってた人からすれば、逆にいままでどうしてたの?って感じだろう。

ここは変わってない


  • グリッド線が印刷されるデフォルト設定
    • 面倒だけどいちいちグリッド線を外そう
    • スクリプトからPDF化するフローも考慮する、全ての罫線を白く塗りつぶすというバカみたいな作業が発生する。
  • 全部が入るように縮小オプションはない
    • エクセルで印刷まで考慮すると、ほとんどのセルに「全てを入れて縮小」というセル書式を設定しているだろう。請求書の宛先は文字数が分からないけど「絶対全部表示」しなくちゃいけない」から。折り返して全て表示というオプションはあるけど、それだと伝票が縦に伸びちゃうからダメ。印刷で何よりも大事なのが自動縮小機能なのにそれがない。
  • 「最近使った色」がない
    • エクセルで色をつけている時にはよく使っている「最近使った色」。エクセルをよく使っている人は、大事なセルにポチポチ色をつけるということをしていると思うが、そういう操作が難しい。さらにエクセル使いは、「この色でフィルタ」まで使うが、それはGoogleSpreadSheetでは先の先だろう。
  • フォントが少ない
    • 日本語フォントは、Pゴシック、P明朝、ゴシックの3つだけ。

最後に

文句ばっかり言ってるけど、エクセルをまともに使えないビジネススキルの人が、Office代替ソフトを表しているのがまぁ気にくわないわけです。ソフトの機能と制約の両方を知ることでそこに業務をあわせに行くことができる。

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