2014年2月10日月曜日

仕事の現場でOfficeが本当に必要かをちゃんと考えてみようよ

大概の会社では、MS-Office(以下Office)で作ったドキュメントがめちゃくちゃ飛び交う。「Officeで作ったドキュメントを売る」という事業ならそこがんばる必要あるが、ほとんどの会社はそうではない。

なまじっかOfficeが使えるPCとユーザが多いだけに、Officeを「そこまで排除する」インセンティブもわきにくい。しかしスマホとタブレットである程度仕事ができはじめると、MS-Officeが急に面倒になる。Officeモドキをインストールするという手もあるが、そこは「Offiiceそのものを使わずに仕事はできないのか?」を考えてみよう。



まず、Office排除パターンでどこまでできるか考えてみる

  • Officeの代わりにプレーンテキストではなぜダメ?
    • メモ帳で作れる
    • 文字コードを気にしなくちゃいけないデメリットはあるがそれくらい
    • メールに直接貼れるしフィーチャーフォンでもみれる
    • メールテンプレートみたいなものでことたりるケースは多い
  • Webのグループウェアみたいなのじゃダメなんだっけ?
    • 営業日報とか、どこに訪問/電話したかという履歴を管理するだけでいいのだから、変な作文は要らない。数値のみの報告で十分。
    • サイボウズとかね
    • あとは、WebとDBの組みあわせなんて、エンジニアの新人研修レベル。それくらい自作しようよ
次にOfficeでないと辛いなぁって用途を挙げる。さらに、本当に必要かどうかも考える。
  • 履歴を管理したいときにはWordがいいよね
    • 契約書はWordファイルでやりとりするのが基本
    • Wordの履歴機能が超重要でこの代わりになるものがない
    • プレーンテキストをリポジトリ管理しても履歴は管理できるのだけれど、そもそも契約前に同一の情報システムにログインするということがあり得ない。
    • でも契約書をやりとりする立場の人ってそんなに居ない
  • 集計・分析したいときにはエクセル
    • 表計算したいときにはエクセルが登場する
    • 会計仕事をする時には当然必要
    • データ分析にも必要
    • 逆に、お金もKPIも扱わない人はべったりエクセル使わなくてもいい
    • 実際にエクセルが下手くそな人は、電卓アプリ使ってたりするし
    • エクセルがあっても分析が下手な人はいるし、そういう人を排除しても機会損失
  • 罫線を楽につくりたいときにはエクセル
    • マス目を作りたいというだけのことなんだけどこれを一番楽にしてくれるのがエクセル
    • 残念ながら代わりが無い(使いにくいけどGoogleSpreadSheetかな)
    • スケジュールとかはマス目の嵐なので、エクセルで作られることが多い
    • スケジュールに従うだけの人は要らない
  • エクセルの印刷機能は楽なのよ
    • 「一ページに収めるように全体を縮小」とか「セルに収まるように文字を自動縮小」とかがスゴイ便利。こういうことをしてくれる子がなかなかいない。
    • A3の紙に印刷しているレベルの情報って画面ではかなり厳しいんだけど情報のレイアウトそのものから見直す
    • 本気でペーパーレス(PDFも「用紙サイズ」という概念があるから排除)を目指す
  • 企画書を作りたい時にはパワーポイント
    • プレゼンテーションツールであるはずのパワーポイントだが、仕事の現場ではイラストレーター代わりに使われている。企画書のほとんどはパワーポイント。
    • よく「企画書は一枚」なんて言われているけど、社外に見せる企画書ってそれなりのポンチ絵がある。ポンチ絵って概念図で、オートシェイプとイラストがなんかこう矢印で結ばれるタイプのやつ
    • クライアントに提案するのってやっぱりキレイな企画書を渡すよね
    • 個々の従業員がイラレでチラシを作ることがないのと同じように、パワポで豪華なポンチ絵を作る業務自体をなくそう。そういうのは専任を用意する。そもそも個々の営業に勝手に商品を作らせるな

契約書作れない、金勘定できない、KPI分析できない、スケジュール作れない、文書印刷できない、企画書作れないって一見すると、ダメな社会人なんだけど、それらは全てプロセスの一環であって、企業のプロダクトではない。プロダクトを作ることにもっと集中できる環境を作りたいね!

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