2014年6月15日日曜日

ソーシャルな時代のプログラマーって何

SOLアイアーキテクト SEメンバーブログ:ソーシャルな時代におけるプログラマーという職業
http://iaseteam.eshizuoka.jp/e1306132.html

これに影響を受けて書きます。特にこの一節がポイント。


品質はさほど優先されず、それよりも、これまで適正と思われていたコストよりもかなり低いコストで、しかも、これまでよりもかなり短い期間で開発を行うというケースが増えてきています。

そもそもソーシャル時代って何?って話しですね。

コンピュータが「計算機」だった時代は、絶対プログラムは間違えちゃいけない。今も銀行のシステムとかは同じレベルの品質要求。正しく速く計算するのが提供価値。

それがソーシャル時代になると、どうなるか。
正しいプログラムではなく、楽しいプログラムでないといけない。
10年越しのローン計算ができるプログラムではなく、二週間おきのイベントに対応してリリースしなくちゃならない。

楽しい+タイムリーってのが、ソーシャル時代のシステムの価値。

ヒットサービスを作るという観点では、より第一弾を早く出したいだろうから、その第一弾が早く作れるフレームワークなり開発手法の方が、存在価値が出てくる。

例えば、失敗しても、ごそっとコピーしてマイナーチェンジして、レビューのリセットができる方がいい。

楽しいシステムのためにエンジニアができること
・自分自身も味覚を磨く
・優れたデザイナーのデザインをスグに実験できるシステム
・優れたディレクターのディレクションがスグに反映できるシステム
・デザイナー・ディレクターの施策がスグに検証できるシステム
・ユーザが感じる「面白さ」をスタッフがスグに分かるシステム
などなど。それらを具体的なアクションに落とすと、
・ちゃんと競合サービスみて良し悪しの相場感磨きましょうね
・デザイナーやディレクター含めて、モックやステージングが触れる環境整えましょうね
・ログ解析を充実さえて、ディレクターがほしい情報がすぐに分かるようにしましょうね
ということ。

ということで、スピーディーに開発をしてリリースするってのが、コストを下げるための手段ではなく、楽しさという価値(=売上)を増すための手段という位置づけになる。

バグが少ないことってのはすごくいいんだけど、本当に必要なのは楽しいかどうかってこと。まぁまぁヒットしているゲームの会社って、本当にたくさんプレーしている。人間が。そこはあまりケチってない。  

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