2013年7月28日日曜日

エントリーフォームのお作法

応募フォームでイライラさせられることは多い。
一回ユーザビリティテストでもすりゃぁ、すぐに分かりそうな仕様バグに近いモノが放置されてることも多い。

何度も言わなくちゃいけないので、まとめておく。

そもそも、チェックを厳しくしても間違いは大して減らない

全角と半角を厳密に入力規制をかけても、それはユーザにとって間違いを減らす要因にはなりにくい。表札をかけてないユーザへの配送はやっぱりそれはそれで難しい。手書きで住所や電話番号を書いているのと同レベルの精度で十分なケースは多い。

えん罪で失うユーザのコスト

わざわざ広告費を使って連れてきたユーザが、やっとエントリーフォームまできたのに、それを失うリスクは割と無頓着。フォーム作成の担当が、マーケティング担当から情報システム担当になるからか。厳しすぎる入力フォームは経済的損失が大きい。

全半角をユーザに強制させない

半角カナはPCでさえも打ち方を知らない人がいる。
住所の番地などは半角で打つ人がほとんど。
スマホの場合は全半角の区別見た目でほとんど分からない。
どうしても全角数字じゃダメで半角数字で入力させたいのなら、システムで全角から半角に変換するプログラムを入れればいい。
フィーチャーフォンであれば、IMEモードが設定できるので、それを使えばいい。

入力欄のフォントはモノスペースで

全半角を強制するなら、せめて入力欄のフォントは等幅フォントで。
input,
textarea{
font-family : "MS ゴシック", monospace;
}

メールアドレスのRFC標準はやりすぎ

ピリオドは二回連続続かないなどのルールは規約としては存在するが、そのルールから外れて発効されたメールアドレスもある。docomoのメールアドレスは有名。実在するにもかかわらずそれをはじくのはやりすぎ。ユーザの「メールアドレス入力ミス」を本当になくしたいのなら、返信メールのURLをクリックしてもらうのが確実。

余計な項目は取得しない

項目が増えるほどユーザの離脱は多い。あたりまえのこのコトがなかなか浸透しない。個人情報保護観点でも余計な個人情報は取得しない方がいい。

必須入力にしてもムダ

どうしても入力して欲しい項目を必須項目にしてもムダ。都道府県は、一番上の北海道が選択されるし、フリー入力のアンケートなら「あああ」と入れられておしまい。

フィールド長上限は長めに

イマドキのマンションはいやがらせのように名前が長い。フィールド長をけちる時代はとうにすぎた。フィールド長は長めにとっておいていい。ユーザが普通に住所を入力して、max文字数制限に引っかかると言うことは、それはシステムの設計ミス。あえて長さを制限したいというケースがあるとすれば、印刷時の制約ということがありえるが、

フィールドを細かく分ける意味は無い

電話番号をわざわざ3カラムに分けるフォームを見るが意味などない。一つで十分なケースが大半。ハイフンを入力させてもさせなくても全く害はない。ハイフンありなしを制限しているのも論外。


以上。

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